C++のお勉強【第1回】
Chapter 1 C++の基礎知識
1.1 基本的な知識
ここではC++言語のもつ雑多な規則が説明されている.
■ 空白系文字の扱い
C++では(まぁC++に限ったことではないだろうが),
改行文字も同様に空白として扱われるので,行の終わりは認識されない.
ただ,どんなものにも例外はつきもので,
今回の場合それは1行comment機能と#define等のpreprocessor commandである.
また,行末に'\'を入力することで直後の改行文字が無視され,
例えば,以下の例のような記述が可能であるが,まじで使い道がわからん.
#define beep() cout << '\a'
■ 三連文字,二連文字
たしかに言われてみればって感じのことです.
まぁtrivia的なことですた,これのせいでおかしな動作をすることがあるらしいので,
頭の片隅にでも収納されていてはどうでしょうか.
■ 左辺値,右辺値
代入記号'='に対して左にあるか右にあるかという意味で,
左辺値:objectを参照も変更もできる→代入式の左辺にも右辺にも書ける.
右辺値:objectの参照はできるが変更はできない→代入式の右辺に書ける.
■ EOFとNULL
EOFはfileの末尾をNULLはdataがない状態を意味する.
C++ではNULLよりただの0を使ったほうた問題が少ないと推奨されています.
1.2 オブジェクト指向プログラミング
■ overloadとoverride
overload:仮引数の型や個数が異なる同じ名前の関数をいくつも定義すること.
override:基本となる関数があり,その関数の名前と仮引数構成を維持したまま,
まるで上書きするように,新しい機能の関数を再定義する機能.
■ template
関数やクラスをどのdata型でも対応できるように特殊なstyleで記述したもの.
templateを使って記述された関数をgeneric function,同じくclassをgeneric classと呼ぶ.
Chapter 2 定数
■ 2.2 整数定数
数値定数は8進数,10進数,16進数からなる.
また接尾子U(u)とL(l)を数字の後ろにつけることで,定数の型を指定できます.
■ 2.3 浮動小数点定数
小数点形式:periodを使って表現する
指数形式:eまたはEを使って表現する e.g. 3.456e2(=345.6)
float型定数: fまたはFを後ろにつける
long double型定数:lまたはLを後ろにつける
■ 2.6 文字列定数
文字列定数: "文字列"
ワイド文字列定数: L"文字列"
■ 文字列定数の連結
隣接する文字列定数は連結され,ひとつの文字列と見なされます.